ディスク、disc、disk?

かなり久しぶりになってしまいましたので、少しマニアックな話題を。。
えっ、いつもの事?それは失礼いたしました。
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一口にディスクオルゴールと言っても実にたくさんの種類が存在します。
一部互換性のあるディスクもありますが、そのほとんどが専用ディスクを使用します。
詳細なリストはホームページの方に記載致しますが(ここをクリック!
ブランド名をリストにするだけでも37ブランド、ここから各ブランドが違うサイズの
ディスクオルゴールを製造していたので、実に204種類!とても覚えきれません。
後に記述する課題を解決すると少し減るかもしれません。
このリストは榎屋でのオルゴールの修復と、様々な文献、リカットディスクの工房の資料を基に
作成した物ですが、このリストの中に無いディスクオルゴールが存在していても不思議ではありません。
榎屋で作成したリストをホームページから公開致しますが、このリストには様々な課題があります。
リストは自由に使用していただいて結構ですので、以下の課題を含め皆様からの意見を募集したく思います。
迷惑メール防止のためクリックできませんが、info@enokiya.comまでどしどしメールお待ちしています。
転載の場合もご連絡ください。
このリストの課題。
1、コーム数とドライブの種類の項目があった方が良い。(多数把握しているのですが、整理しきれていません)
2、インチ表記に関する誤差の整理(下に例を挙げて説明します)
3、このリスト以外にも存在する機種がある。
インチ表記に関する誤差。
米国でのコレクターが多いため、ディスクサイズがインチをベースにしている物がたくさんあります。
おおらかな国民性なのか、インチ計測/表記の限界なのか、割とアバウトな物が多いです。
例を挙げると、
シンフォニオン  11 7/8″と表記している資料もあれば、12″としている物もある。
メートル法で実測すると30.0cmなので、11 7/8″の方が近いようです。このディスクは
実測する事が出来たので、11 7/8″ と12″は同じディスクとして扱っています。
ステラ  13 7/8″と表記している資料もあれば14″と表記している物もある。
これも上記のシンフォニオンと同じように1/8″の差なのですが、実機が無いために未確認です。
同じディスクの事をさしている可能性が高いと思われます。
これはほんの一例ですが、このように資料によって1/8″違いのディスク表記はたくさんあります。
たいていの場合、1/8″程度の誤差であれば同じディスクをさす事が多いので、実機があれば演奏してみる事で、解決するのですが、希少機種の場合なかなかそのようなチャンスに恵まれない事が多いです。
一方でポリフォンンの24.3cmと24.6cm(ベル付き)のように直径が3mm違うだけで同じメーカーの物であっても互換性が無い場合あったり、シンフォニオンも非常に細かいピッチで互換性の無いディスクサイズが存在します。
そのため、誤差と思われるディスクも別の物と扱っています。
また、インチ表記では同じサイズなのにセンチ表記では数値が違う物がありますが、それらはディスクを実測した物です。
このように、産業革命後に生産されたディスクオルゴールは機種管理にに一貫性があると思われている部分も多いですが、シリンダーオルゴールのようにまだまだ謎も多いところがたくさんあります。
コレクター魂をくすぐられる一面かも知れませんね。
コームの数やレイアウト、ドライブホイールの位置を確認する事でも、ある程度絞り込めますので
そのような情報をお持ちの方、ぜひご一報ください。榎屋で把握している資料も随時公開していきます。
37ブランド 204種サイズ別リストはこちら
アドラー Adler
アリオン Arion
ブリタニア Britania
セレスタ Celesta
セレステ Celeste
コーデフォン Chordephon
クリテリオン Criterion
エーデルワイス Edelweiss
エンプレス Empress
ユーフォニア Euphonia
ユーフォニオン Euphonion
フォーチュナ Fortuna
グロリア Gloria
ハルモニア Harmonia
インパレーター Imperator
インペリアル Imperial
インペリアル・シンフォニオン Imperial Symphonion
カリオペ Kalliope
コメット Komet
ロッホマン Lochmann
マイラ Mira
モナーク Monarch
モノポール Monopol
ニューセンチュリー New Century
オリンピア Olympia
オルフェニオン Orphenion
オルフェウス Orpheus
パーフェクション Perfection
ポリヒムニア Polyhymnia
ポリフォン Polyphon
レジナ Regina
シリオン Sirion
ステラ Stella
シンフォニオン Symphonion
タンホイザー Tannhauser
トライアンフ Triumph
トラバドール Troubadour
さて、あと気になるのはこれらのディスクが入手可能なのかどうかですよね。
アンティークディスクに関してはコツコツ探すしか無いので、縁の物という要素が非常に強いのです。榎屋にも在庫しているアンティークディスクがありますが、まだ整理しきれていませんので
随時、在庫分として紹介していきます。
それから、リカットディスクと言って、現在でもアンティークオルゴールで演奏可能なディスクをプレスしている工房が存在します。入手可能なリストをホームページで紹介していますので、興味のある方はご覧ください。(ここをクリック!