プーラー

オルゴールや自動演奏楽器に関してたくさんお伝えしたい事はあれど、
なかなか、落ち着いて記事を書く時間をとれず、このページも更新が滞っています。
そこで、取りためている写真の中から、1枚をピックアップしてその写真に関するあれこれを紹介するコーナーを設けることにしました。
テーマは「1枚の写真」ということだけにして、色々な事を取り上げていきたいと思います。基本的にはオルゴールや自動演奏楽器の分解中にまつわる、話しになるかとは思います。自作オルゴールや、ご自分で修理をされたい方の参考になるかもしれません。
プーラー(puller)
puller.jpg
基本的にはその名の通り、「引っこ抜く」ための専用工具です。
車関係の修理をされている方は、なじみの工具だと思います。
オルゴールでも軸上に様々な部品が取り付けられている事が多く、それらの部品を無理に引き抜こうとすると、部品をいためるだけではなく、最悪の場合は軸を曲げてしまう事もあります。
赤い部分が工具の中心で、向かって右側にハンドルがあり、向かって左側の2つの爪状のもので、取り外したい部品を均等な力で引き抜くことができます。
写真の部品は(写真全体の向かって左側が部品です。)蓄音機のゼンマイの軸で、引き抜こうとしている部品はゼンマイ巻き戻り防止のラチェットギアです。
軸の頭を痛めないように真鍮のスペーサーを工具との間にいれ、右側のハンドルを時計回りに回すと少しづつ、安全にラチェットギアを引き抜く事が出来ます。
うまく伝わりましたでしょうか。なかなか言葉では説明が難しいですね。
プーラー1つをとっても写真の工具だけでなく、3本爪のものや、ベアリングを外す為のもの等たくさんの種類があるだけでなく、オルゴールの部品は小さなものが多い為、部品を引っ掛ける為の爪を薄く削ったものなど、その部品の特性にあわせたたくさんの種類を用意しています。
使用している工具はクッコというメーカーのプーラーですが、ギアプーラーと言う言葉をキーに調べるとたくさん情報が出てくると思います。
下のリンクでいろんな種類のプーラーを見る事が出来ます。
クッコ オフィシャルサイト

弊社でもこのセット使ってます。

シンギングバードボックス メカニズム

大阪では新型インフルエンザの流行で街中でもマスクをした人が多く見受けられるようになりました。おかげさまで弊社では体調を崩した者はでていませんが、皆様も体調を崩されませぬようお気をつけ下さい。
本日は、あまり見る事の無いシンギングバードボックスの中身の動画を紹介したいと思います。クリスタルモデル以外はリュージュ社のものであっても、弊社で取り扱っているMMM社のものであっても箱の中の動きは見ることができませんので、どういう仕掛けで美しい鳴き声を再現しているのかを、少し垣間見ることができます。
YouTube Preview Image
如何でしたでしょうか、水鳥の足のように箱の中ではこんなに一所懸命動いているんです。
鳥の直下に動力であるゼンマイと、鳥の動きと鳴き声を制御するカム類が配置されています。
鳥の下に3本程忙しく動いているリンク部品がありますが、
いちばん上のリンクで向かって左側の黒いフイゴを動かし、鳥の鳴き声を再現する笛に空気を送ります。
真ん中のリンクで音の高低を制御し、最も下のリンク部品で笛のオン/オフを制御しています。
そうなんです。笛は1つしか付いていません。丁度トロンボーンのような感じで筒の内部の容量を変える事で音の高低を表現します。
基本的なシンギングバードの機構は18世紀には完成していましたので、本当に昔の人はよく考えたなぁ、と感心させられてしまいます。
ウェブショップからこの記事をご覧の方は上のタイトルをクリックすると、動画を見る事が出来ます。

Wurlitzer 1015 かな?

セガトイズさんは面白いもの作ってますねー
以前もミニチュア自動演奏ピアノが発売されるというので
このコーナーでも紹介したことがありましたが
今度はこんなものを発売されるそうです。
その名も「ホームジュークボックス」。

このサイズでレコードセレクターが回って、ターンテーブルに置くギミックまで
再現しているので、テーブルの上に置いていると楽しくなりますね。
当然ながら音楽も再生するし、SDカードで自分の好きな曲も再生できるようです。
詳しい説明はセガトイズの公式ページにあります。
まだ、発売していないようですが、クリスマスまでには全国のおもちゃ屋さんで
並んでるんでしょう。
タイトルにもありますが、形を見る限りモチーフは
ワーリッツァー社の1015というジュークボックスでしょうね。
こちらにワーリッツァー1015の写真がたくさんあります(←クリック)
本物でいい状態の物だと軽く100万円を超えてくるでしょうから、
ミニチュアでこれだけギミックを再現してくれていると、確かに1台欲しくなりますね。
ミニチュアでは我慢できないという方、
1961年製のRock Ola Model 1495というジュークボックスを未調整ですが
在庫しています。
もちろんWurlitzer1015をお探しすることも可能です。
少し話しはそれますが、ワーリッツァー1015の装飾部品やその他のジュークボックスの
修理部品も海外で結構入手可能ですので、本物を持ってるけど壊れている。
と言った方も一度ご相談下さい。