Tag: カリオペ

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 今年は桜の開花が早くなりそうというニュースをいろんなところで聞きましたが、寒い日が続いたせいか、まだ大阪では満開まではもう少しと言った感じです。  皆様のところではいかがでしょうか。  今日は久しぶりに自動演奏楽器の百科事典からの抜粋で、ドイツのカリオペ社を紹介します。

 カリオペ・ミュージックワーク社”Kalliope Musikwerke”は、1890年代から1900年代初頭にかけて数多くのディスクミュージックボックスを製造してきた。そのほとんどが"Kalliope"という名前で販売されていたが"Calliope"という綴りでも販売されてきたという。  カリオペ社のオルゴールは、調性のとれた音で有名な上、小さな型のものでも音の粗さはなくその共鳴の素晴しさは有名である。小さな型のほとんどが中心の軸をゼンマイの巻軸としても使用している。  ベルは数あるオプションの中でもポピュラーであった、テーブルトップモデルにも装備されていた程である。3タイプのベル(ソーサー・ベル、棒状のベル、チューブタイプの3種)が用意されていたが多くの機種は、ソーサーベルが装備を装備している。  カリオペ社は、その後さまざまな会社に分割、買収されるが、そのほとんどは、ギャンブル用の機械や、ショーウィンドウ用の展示物を制作する会社であった。カリオペ社の名前で後世に残る商品というのは、数種類の『パノラマ』である。この箱は競争馬のジオラマを表現していた。  1919年カリオペ社は、ヘンリー・ランフェルダー氏"Henry ...